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衝動的に書きたくなった。 続きはそのうち。

地下だというのに明るく、風の音のする場所。
水晶のような淡い蒼の岩石には、よく見ると本当にクリスタルが輝いている。
場に確固たる存在感を置く、通常地下にはありそうにない神殿も、この場所では逆に見栄えがしていた。
自分たちはそれを壊す。
壁を破壊し、その上を何百という人数の軍勢が、緊張の空気をまとって歩き続ける。

その神殿の主たちは、自分たちの目の前にいる。

彼らはこの洞窟の魔力を吸収し、途方もない力を持っているのだろう。
研究、自分たちの存在そのものに干渉された魔法の完成を、止めるために集まった、数百人はある冒険者の前に立ちはだかる敵は、たったの8人。
しかし、誰も気を緩めるものなどいなかった。
そのようなものならここにたどり着くまでのモンスターですでに死んでいただろう。

ときおり吹く、極寒の疾風に体温を奪われる。 その小さなことにすら、わずかながらの魔力を感じる。

「研究から手を引きなさい。」

沈黙を破ったのは、冒険者達のリーダー格であり、かつてはその研究に参加していた、霊架。
しかし最初から相手が折れてくれるとは思っていないらしい。 早速周囲の魔力を「ミストラル」の魔法で吸収し始める。
その気配を察知したのか、背後の冒険者達が、思い思いの方法で魔力を練り、構えを取った。
お互いの目に更なる鋭さがともる。

「俺の存在価値のようなものだ。君ならわかるだろう。」

敵の発した言葉は意外にも若く、しかし重みを持っている凛々しい声。
彼の職業は、盗賊。 過剰なまでの魔力は空気への敏感さを増大させ、風を操り、手裏剣の軌道や攻撃力が完璧というほどにまで完成していた。

―――――結晶化・象徴化することによって、魔力を最も強力に放出させることができる

洞窟そのものがうなるような、稲妻のような声色が、全てを包み込む。

―――――対価、危険性、破壊力、魔力浸透効率。全てを調和させ生み出された魔物。人為的な魔力のひずみを生み出せば、その膨大な魔力の召喚もさほど難解ではない。

周囲の魔力が、一定の流れに乗って数箇所に集まりだす。
不自然なまでの一瞬の魔力の濃密化が生み出す、圧倒的なまでの違和感。
これが、ひずみと呼ばれる自然現象であった。
彼らはそれを、特殊な技術を用いて故意に呼び起こしているらしい。

―――――単純に力を求めた研究の完成、召喚術だ。      ――バルログ――――
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| 小説 | 21:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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伝説

それは、すでに伝説となった時代の話。
メイプルストーリーの世界は魔法の急速な発展が遂げられていた。
魔法使いや錬金術師に限られたことではない。
戦士は武器に霊力を、弓使いは矢と風に時空の揺らぎを、魔法使いは大気を変換させ、盗賊は自らを風に乗せた。
自らの魔力を世界に放出する。それをスキルと名付けた。

しかし、いつの時代にも流れに逆らうものはが存在する。
それぞれの職業の中には、ほかとは違う方法で力を得ようとしていた。
彼らは特殊な「ミストラル」と呼ばれる魔法を編み出し、自然界の魔力を直接自らに流し込むことに成功した。
通常は、自分の体内のマジックポイントまでが力の限界であったが、世界の魔力を利用することによって肉体の限界を超えることができた。
初めはそのような者も尊敬され、ギルド長などの権力者となっていった。
しかし、彼らの強大な力を恐れるものも少なくなかった。
やがて「力を持つもの」は各国から追放されていった。

世界から見放された彼らはやがて集いあい、ひとつのコミュニティを築き上げた。

その組織の名を、「     」という。 (アンド考えて;)

あるものは自らの正義を証明するために、またあるものは逆襲を果たすために、反逆者の組織はさらに大きな力を求め始めた。
ビクトリアの中心にそびえ立つ世界樹。その場所には膨大な魔力が眠っている。
しかし、世界樹の魔力は強力な結界に守られている。
時代の反逆者達はこの結果を破るため、地下に巨大な神殿を立て本拠地とした。
そして、魔力を吸収するための魔法を研究する。

反逆者達の中に、「霊架」と呼ばれるものがいた。
彼は世界樹の魔力の流れの研究の最中、魔力の出口が存在することに気が付いた。
世界各地に散らばっている「魔力の出口」。それは世界に魔力を流し込み、「正の魔力」を人間の体に宿し、「負のエネルギー」からモンスターを生み出している。
つまり、世界中の魔力とシンクロするとほかの人間の生命まで自在にできるということ。
その力を悪用されることを恐れた霊架は、組織に報告し、研究をやめるように迫った。
殆どの仲間は彼の考えを受け入れ、その力に怯え、研究から手を引いた。
しかし、一部の強い憎しみに燃える者たちはその力をあきらめようとはしなかった。
憎しみを生きる力としている彼らにとって、人間の命そのものを操れるならそれは最高の力だったのである。

一部の人間を残し、組織は世界樹のもとを離れた。
しかし、いまさら冒険者達の国が自分たちを受け入れてくれるはずはない。
彼らは、砂漠の奥の山地に新しい国を作り、名を「マガティア」とした。
世界樹に残ったかつての同志たちの研究をとめるために結束し、また強大な力を求めた。
ただでさえ世界樹の近くの大気には魔力が多い。
力なくして自分たちの数だけで挑むには、あまりにも無謀すぎた。

錬金術。 あらゆる学問のうち最も未知の多い世界。
新たな力を求めた彼らは、錬金術に無限の可能性を見出した。
研究は、危険とも思われる勢いで発展していった。

その過程で、魔力を別の次元、この世界と重なって存在している「エーテル界」のエネルギーに変換する方法が発見された。
それを自分たちの世界の水に溶かす。
そうすることによって、擬似的であれど世界の魔力を体内に取り込むことができた。
その液体を、「マナエリクサー」と名付ける。
世界の魔力を直接体内に取り込むことができた彼らにとっては関係のない発見。
しかし、その発見は特殊な訓練を積んでいない人間でも魔力をある程度自由にできるということであった。
冒険者達を集める。 それが力を得る近道。
さすがに世界の崩壊を持ちかければ自分たちを迫害してきた人間たちも話を聞いてくれるはずだ。

案の定、すぐに軍隊は完成した。
冒険者達の軍隊は世界樹の手前の森に小さな町を作り、名前を、世界樹の平和を願い「スリーピーウッド」とした。
そして、消耗の枷が外れた勇者たちは、世界樹のために戦う。
彼らの勇姿は、決戦の場としてはあまりに美しすぎる淡い蒼の神殿へと踏み込んでゆく・・・

| 小説 | 21:59 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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